「営業は稼げるらしい。でも、きついとも聞く」。未経験から営業に挑戦しようとして、そこで足が止まっている人は少なくありません。結論から言えば、未経験の営業は、最初はきついです。ただ、そのきつさには理由があり、乗り越え方もあります。この記事では、営業の何がきついのか、なぜ時間とともに変わっていくのか、続く人と辞める人の違い、そして会社選びのポイントを本音でお伝えします。
未経験の営業が「きつい」と言われる4つの理由
まずは、営業のきつさを正面から見ておきましょう。
1. 断られるのが当たり前
営業では、提案しても断られることのほうが多いものです。話を聞いてもらえないこともあります。最初のうちは、断られるたびに自分が否定されたように感じるかもしれません。
2. ノルマや数字に追われる
営業には目標数字がつきものです。毎月、毎週の数字が見える形で出るため、結果が出ない時期はプレッシャーを強く感じます。
3. 最初の3ヶ月は結果が出にくい
商品知識も、話し方も、段取りもまだ身についていない時期です。努力しているのに成果がついてこない。このギャップがいちばん心を削ります。
4. 覚えることが多い
商品やサービスの知識、業界の用語、社内の手続き、お客様ごとの事情。未経験の人にとっては、毎日が新しいことの連続です。メモを取っても追いつかず、同じことを何度も聞いてしまい、自分が情けなくなる日もあるでしょう。
きつさが重なると心が折れやすい
この4つは、ひとつずつなら耐えられても、同時にやってくるのが営業の最初の時期です。断られて落ち込み、数字が出ずに焦り、覚えることに追われて余裕がなくなる。きつさが重なる構造を知っておくだけでも、「自分だけがダメなんだ」と思い込まずに済みます。
最初はきつくても、だんだん変わっていく理由
ここまで読んで不安になったかもしれません。ただ、営業のきつさは、ずっと同じ重さで続くわけではありません。
「断られる」の受け止め方が変わる
経験を重ねると、断られるのはあなたの人格ではなく、タイミングや相手の状況によるものだと分かってきます。断られた理由を振り返り、次に活かせるようになると、断りは「失敗」ではなく「材料」に変わります。
型が身につくと、結果が安定し始める
話の組み立て方、質問の仕方、次の約束の取り方。基本の型が体に入ると、同じ努力でも結果につながりやすくなります。最初の数ヶ月は、その型を身につけるための期間です。
数字が「自分の成長の記録」になる
数字は追われるものでもありますが、自分の成長を示すものでもあります。先月できなかったことが今月はできた。その積み重ねが見えるのは、営業ならではの面白さです。
営業が続く人と辞める人の違い
同じ環境でも、続く人と辞めてしまう人がいます。編集部が考える違いは次の通りです。
続く人の特徴
- 負けず嫌いで、悔しさを次の行動に変えられる
- 断られても、泥臭く次の一件に向かえる
- 分からないことを素直に聞き、言われたことをまず試す
- 小さな約束を守り、信頼を積み上げられる
辞めてしまいやすい人の特徴
- 楽して稼ぎたい気持ちが先に立つ
- うまくいかない理由を、まず周りのせいにしてしまう
- 一度のつまずきで「向いていない」と決めつける
- 約束や時間を守ることを軽く考えている
ここで大事なのは、営業の成果は頭の良さで決まらないということです。必要なのは、負けん気とあきらめの悪さ。自分がどちらに近いかを知りたい人は営業に向いてる人の特徴も読んでみてください。
最初の時期を乗り切るための習慣
- その日の行動を記録する:何件話したか、何を聞かれたか、どこで断られたかを書き残す
- 振り返りを先輩に見てもらう:自分では気づけない改善点が見つかる
- できたことも数える:契約に至らなくても、次の約束が取れたなら前進と捉える
- 体調と睡眠を崩さない:気持ちが折れやすい時期ほど、生活の土台を整える
行動を記録しておくと、結果が出ない時期でも「何を変えればいいか」が見えるようになります。感情ではなく、事実で自分を振り返ることが、続けるための支えになります。
もちろん、営業が合わない人もいます。それは恥ずかしいことではありません。ただ、「最初の数ヶ月がきついから」という理由だけで判断するのは、もったいないと言えます。
教育体制が本当に整った会社の選び方
未経験から営業で伸びるかどうかは、本人の頑張りだけでなく、どんな環境で学ぶかにも大きく左右されます。
研修の中身を具体的に聞く
「研修充実」という言葉だけで判断せず、期間、内容、誰が教えるのかを確認しましょう。
研修後のフォローがあるか
座学の研修が終わった後、現場で同行してくれる先輩はいるか。うまくいかないときに相談できる相手はいるか。本当に差がつくのは研修後の育て方です。
給与体系を理解しておく
固定給と歩合の割合によって、結果が出ない時期の生活の安定度が変わります。仕組みは歩合制・インセンティブの仕組みで確認しておきましょう。
きつい部分を正直に話してくれるか
面接で営業の大変さを聞いたときに、はぐらかさずに答えてくれる会社は信頼できます。良いことしか言わない会社こそ注意が必要です。
面接で聞いておきたい質問
- 入社後、独り立ちするまでにどんな流れで教えてもらえますか
- 同行してくれる先輩や上司は、どのくらいの期間ついてくれますか
- 結果が出ない時期には、どんなサポートがありますか
- 目標の数字は、どのように決められていますか
こうした質問に具体的に答えてくれるかどうかで、育てる仕組みがあるかをある程度判断できます。遠慮して聞かずに入社し、後から後悔するほうがずっともったいないと考えてください。
SLAM CAREERの考え方 稼ぎながら一流の営業へ
SLAM CAREERは、学歴や過去に関係なく、実力で成り上がりたい人のための教育プログラムです。考え方の軸は、現場で稼ぎながら、一流の営業へ。学ぶ期間と稼ぐ期間を分けず、実戦の中で力をつけていきます。
カリキュラムは、自己分析、過去分析、強み×営業設計、目標設計、実戦という流れで進みます。自分の過去を振り返り、そこから営業で使える強みを見つけて設計するのが特徴です。講師には元ヤンキーや元アスリートなど、自らも遠回りをしてきた人たちがいます。
指導は厳しいです。それでも、最後まで見捨てません。未経験の営業がいちばんきつい「型ができるまでの期間」を、一人で抱え込まずに走り切るための仕組みです。
一方で、楽して稼ぎたいだけの人、言い訳が先に出る人、約束を守れない人には向いていません。本気で人生を変えたい人、負けず嫌いな人、泥臭くてもやり切れる人のための場所です。
現場仕事から営業への転身を考えている人はとび職・職人から営業へ、スポーツで培った力を活かしたい人はアスリートの引退後のキャリアもあわせて参考にしてください。
まとめ
- 未経験の営業は、断られる、数字に追われる、最初の3ヶ月結果が出にくい、覚えることが多い、という理由で最初はきつい
- きつさの正体は「まだ型がないこと」。型が身につくと受け止め方も結果も変わっていく
- 続く人は、負けず嫌いで泥臭く、素直に学び、約束を守れる
- 会社選びでは、研修の中身、研修後のフォロー、給与体系、正直さを確認する
- 厳しくても見捨てない環境で、稼ぎながら学ぶという選択肢もある
きついと分かったうえで、それでも挑戦したいと思えたなら、その気持ちがいちばんの資質です。自分の本気を確かめるところから始めてみてください。